本製品は「自在な組立と解体」が特徴の一つです。ハウスの形状や個人の仕様に適合した誘引装置が組立られています。
一本では資材、フック面は装置、組上げたハウスは施設、様々な顔は、たなたな君の特性を現しています。
立体栽培誘引装置たなたな君
装置と機能性
装置と機能性
本製品は「自在な組立と解体」が特徴の一つです。ハウスの形状や個人の仕様に適合した誘引装置が組立られています。
一本では資材、フック面は装置、組上げたハウスは施設、様々な顔は、たなたな君の特性を現しています。
吊り下げ後、大フックに苗支持用のヒモを通したら本装置の完成。
固定の必要なし。動く(遊びがある)ことで作業性アップ。
※竹などとの交互付設は、本品の効果が得られません。
樹(幹)と同数を株間と同間隔に吊るす。
二条植えは両サイドに1~2本。
※本品数が少ない場合誘引が困難になります。
移動距離の短い、小分け保管が主流。
来期の組立準備もOK。
ハウスの陸梁やパイプ、渡した棒やヒモ等に吊るす。
トマトの誘引方法は、誘引・管理・収穫や準備・片付け、生育環境・葉面散布等々、栽培業務の基盤を成します。生産費と収穫量へ大きく影響し、生産性を決定づけます。さらに、慣行化するために、経営の成否を左右します。
従来の立体誘引は、空間の活用に多くのヒモや支柱が使われています。これらには、樹を保持する機能がない為、固定具(クリップ類)や結束材(テープ等)等の留め具を用いて、樹を「固定・拘束」する誘引が行われています。
大量のひもや支柱・留め具は、準備・片付け、使用時の手間はもとより、樹の再移動が困難、樹を両手で扱えない等々…、作業に多くの人手と時間を必要とします。消耗材費も発生するなど、生産費超過の原因となります。
「過剰な作業時間」と「不自由な樹の動き」。その主要因は、当然と思われた「ヒモ・支柱」と「留め具」の大量使用、樹の「固定・拘束」にあります。
本製品は、吊るすだけの簡単作業で、フックが並ぶ誘引装置が完成します。
1本の軸に、等間隔に配置された誘引フックは、樹を固定しない「載せ掛け式」の誘引手段を実現しました。
作業の高速化、誘引勾配の自由な選択、空間の効率活用等々、生育と省力を共に追及できる自在誘引は、生産性を極めます。
例えば、鰹一本釣りの針には「返し」が無く、競輪の自転車には「ブレーキ」がありません。一般用に備わる機能が省かれているのは、業務技術・技能の進化と高度化に「速さと自在性」が不可欠なためです。
誘引の場合、生産性を極める技の探求には、「作業の速さ」と「自在な樹の動き」が必要です。本製品の形状にはその機能が織り込まれています。
「技が利益を生み出すプロの世界」。体得する以外に手に入らないプロの技は、高い経済価値を持ちます。誘引装置たなたな君は、プロ仕様です。
トマト栽培は、その目的で大きく二つに分かれます。収量・品質の追及を主目的とする生産栽培。研究・試験施設等で取り組まれ、多くの貴重な栽培情報が発信されています。そして、利益を目的とする経営栽培。追及されているのは、最大の出荷額と最小の生産費です。利益となる差額の最大化です。
経営栽培の難しさは、天候や市況による出荷額の変動です。生育の技術はそのまま対価となりません。そのため、強い経営の実現には「限りなく小さな生産費」が絶対条件となります。
生産と経営をつなぐ技。それが、最小人数・最短時間のプロの作業術です。
※本品誘引に関する様々な解説は、膨大な実践情報に基づきます。